結局、世界でEVは売れているのか?
市場占有率4.9%とEVには懐疑的な日本マーケット。でも世界は明らかにEVにシフトチェンジしている。
電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)を含む電動車(ZEV)の現在の世界市場について調べてみた。
- 新車販売におけるEV等の世界シェア
世界の新車販売台数におけるEV・PHEV(ZEV)の割合は 約25% に達している。数年前(2019年は3%未満)と比較しても、急激に市場が拡大していることがわかる。
国・地域別の動向
中国: 国内の新車販売でEVなどの比率は50%を超え、世界全体の生産・販売の過半数を占める最大の市場。
新興国・その他の地域: ベトナム(約40%)、トルコ(約22%)、タイ(2割超)など、ASEANや中東・新興国市場でも手頃な価格の中国製EVを中心に急激な普及が進んでいる。
- メーカー別シェア(グループ別)
メーカー別で見ると、中国系企業だけで世界市場の約55% を占めている。
主要メーカーの順位
1位:BYD(中国)
バッテリーから車両までを手掛け、海外輸出も急拡大させて世界首位を維持。プラグイン車市場全体で大きなシェアを持っている。
2位・3位:吉利汽車(中国)、テスラ(アメリカ)など
テスラはBEV(バッテリー電気自動車)単体では高いブランド力と上位車種(モデルYなど)を誇るが、中国メーカーの急成長により全体としてのシェアは分散傾向にある。その他、VWグループやBMWなどの欧州勢、中国の新興EV・スマホ参入メーカー(小米=シャオミなど)が上位に名を連ねている。
先進国中心だった市場から、中国や新興国の低価格モデルを中心とした普及フェーズへと大きくシフトチェンジしているのが現在の特徴。
EVがその成長を確実にするのは普及から5年後。つまり買い替え時のリセールバリュー(中古価格)にかかっている。概ね車両価格のほとんどを占めると言われているバッテリーの劣化によりリセールバリューは残らないといわれている。果たしてEVは三日天下と終わるのか?それとも内燃機関脱却のゲームチェンジャーとなるのか?

